ITコーディネータの筆記試験を受けました
ITコーディネータ試験の筆記試験を受けてきました。
思ってたより苦戦しましたが、何とか合格しました。
まず、難易度の感想から。
情報処理技術者試験の高度試験の午前問題よりは難しくて、午後問題よりは簡単、ぐらいに感じました。
CBT方式の試験で全て択一式の選択問題ですが、選択肢が結構いやらしいので、軽い気持ちで受験すると面喰います。
どこがいやらしいかというと、どの選択肢も『言ってることは正しい』という問題がそこそこあるのです。
言ってることが正しいなら全部正解じゃないかということになるのですが、『だがこのタイミングでやるのはおかしい』という選択肢になってます。
例えば、計画を実行に移す段階になってから、状況を定量的に分析して方針を決定するのはおかしいですよね?
状況を定量的に分析して方針を決定することは効果的な方法ですが、タイミングがそこじゃないだろ、というわけです。
事前にサンプル問題を見ていなかった(無いと思い込んでた)私も悪いのですが、これは結構手こずりました。
試験時間いっぱい使って見直しましたが、一部が見直しできないぐらい時間がかかりました。
次に、どんな勉強をしたかですが、基本的には「ITコーディネータプロセスガイドライン Ver.4.0」を読んだだけです。
最初は参考書を探したのですが、特によさそうな本がなかったのです……。
しかも、勉強期間中にちょっと忙しくなってしまい、最後の方は流し読みになってしまいました。
もう少ししっかり読み込みたかったのですが、結果として1回読んだだけになってしまいました。
それでも、自身がこれまで蓄積してきたノウハウとは違う部分をピックアップし、メモに残しておくことで、ピンポイントで復習はしました。
あと、図解されているもの(サイクルとか経営成熟度とか)は、図を印刷して眺めておきました。
結果として、この学習で5問ぐらいは拾えたと思います。
ギリギリのボーダーだと結構馬鹿にならない問題数です。
その一方、学習が足りなかったと思ったのが、サイクルとプロセスです。
結構、各サイクルやプロセスで何をやっているか、細かく聞かれたので、ここはもっとどのプロセスが何をやっているか整理しておくべきでした。
なんとなくこういうことをやってて、それは自分の経験上の感覚とも一致する、という程度にしか学習していなかったので、これは明確に失敗でした。
そんなわけで、筆記試験には合格しました。
が、まだケース研修があります。
これがまた大変。
まず、お値段22万円。
しかも、個人事業主だから国の補助金も受けられない。
経費には計上できるけど、22万円は中々のインパクトなんですが……。
それと時間もかかる。
うーん……資格の更新が年度切り替え(4月更新)らしいし、もうちょっと待ってもいいかな?
ゆっくり準備して、それから資格申請することにしましょう。
それでは、資格試験の勘が鈍っていた、山本慎一郎でした。