Shinichiro Yamamoto

山本 慎一郎

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意外とかかっている「経費」

季節はすっかり師走。
個人事業主として初めての年末を迎えようとしています。

そんな中、個人的にやはり気になるのが「確定申告」です。
年末調整などは知っていますが、青色申告のようなキッチリとしたものは全くの初めて、完全なるド素人です。

しかも、今年は「インボイス制度開始」というオマケつき。
どうあがいても自分では無理だと思ったので、開業前から会計ソフトを導入し、この時に備えてきました。

ですが、そんな憂いとは裏腹に、今のところ操作は簡単です。
「かんたん入力」のようなインターフェースがあり、税について全くの素人でも、名前通り簡単に入力できます。

経費がどんな種類なのかは、ドロップダウン(コンボボックス)で選択できます。
しかも、例としてどんなものが該当するかの短いコメント付き。
これなら迷うことはグッと減ります。

種類を選択したら、あとは金額を入力して登録ボタンを押すだけ。
これだけで、後はプログラムが勝手に「仕訳」をしてくれます。
もちろん、簿記とかができる方なら、直接「仕訳」を入力できるモードもあります。

確定申告の書類を作るのも簡単です。
いくつかの画面遷移はありますが、比較的簡単な質問に答えていくだけで、最終的な書類は自動的に作成してくれます。

で、これらのデータがほぼ1年分(正確には11ヶ月分)溜まりました。

改めて見返してみると、意外と「経費」はかかっているなーと思いました。
特に、思ったより大きなウェイトを占めているのが「書籍代」と「研修費」。
情報処理安全確保士の講習で「10万円」かかっているとはいえ、現時点で「16万円」もかかってます。
セミナーに行き始めたのが秋ぐらいからだったことを考えると、月7,000円近い出費になります。
経費でよかった……。

ところで、会社員の方などは、『「経費」になると何がよいの?』というご質問があるかもしれません。
端的に言うと、『その金額が、所得税の対象にならない』というメリットがあります。

会社員の場合、個人で書籍を買ったりすると、所得税などを支払った残りがポケットマネーになり、さらにそこから書籍代を払うことになります。
ですが、個人事業主として事業に必要な書籍を買うと、書籍代は事業に必要な経費となるので、そもそも「所得」になりません。
ですので、所得税分だけお得になるわけです。(たぶん)

とはいえ、書籍代を支払うのは変わらないので、結局『「所得」になるはずだった金額、すなわち「収益」は減る』ということに変わりません。
要するに、経費だろうが何だろうが、お金は減るわけです。
そしてその経費が意外とかかってる、というのが今日のお話です。

書籍代と研修費だけで16万円。3年に一度の実践講習を除いたとしても、8万円。
ということは、この先も毎年コンスタントに10万円程度飛んでいくわけですか。
……改めて計算すると、思った以上のインパクトです。ちょっと引きます。

もっとも、以前所属していた会社からお仕事もコンスタントにいただけており、初年度としては順調な滑り出しだったように思います。
サブのお仕事についても、ゆっくりとですが動き始めており、これから少しずつ軌道に乗せていけそうな気配を感じています。

まだあと1ヶ月ありますが、総じて、今年は運よくことが運びました。
来年は、今年よりも少し厳しい状況になるかなと考えていますが、この調子でいけたらと考えております。

それでは、塵も積もれば山となることを思い知らされた、山本慎一郎でした。

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