Shinichiro Yamamoto

山本 慎一郎

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技術士の一次試験を受けてきました

今更ながら技術士を目指し、日曜日に一次試験を受けてきました。

感想。
めちゃくちゃ難しかったです。

今回は割と本気で勉強して、参考書を買い、1ヶ月かけて数学や物理も学びなおしました。
さらに、直前1週間は過去問漬けにして、公開されている過去問を全て解いて挑みました。

本番。
なんだこの問題は……。
過去問も最近の出題傾向も、ほぼほぼ役に立たない。
新規問題、新規傾向すぎる!

過去問を解くときは、だいたい30分ぐらい(試験時間は1時間)で終わっていたのですが、本番は8割終わった段階で40分ちょっと。
しかも、検算したい問題が2問ぐらい残っている。
これは、ヤバイパターン。

しかし、そこはこれまでの受験で養った経験を活かして切り替えます。

  • とりあえず、最後まで解く。
  • できるだけ正解するのではなく、合格点を上回る方針に切り替える。
  • 捨てる問題は早々に捨てる。

これらを意識して、大問5群の環境問題は、問題を読んで明らかに違う選択肢を捨てたら、後は勘で解答。
この時点で、50分経過。
残り10分。

ここから、残していた検算にとりかかります。
といっても、一から検算する時間はありません。
問題用紙に書きなぐった式を改めて読み直して、計算ミスがないかを確認する程度。

そして、最後に、マークミスや受験番号の記入漏れなどがないかをしっかり確認してフィニッシュ。
終わったときは、『これは落ちたかもしれん……』という思いでいっぱいでした。

元々、近年の試験は、それ以前と比べて過去問の出題が減り、新しい分野の出題が増えているというのはありました。
例えば、電磁気学から出題されると言われている分野で流体力学の問題が出たりしてました。

今回はというと、一番面を食らったのが大問2群。
情報論理に関するものなのですが、6問中3問がネットワーク関係。
これまでも、ネットワーク関係の問題は出ていたのですが、大体6問中1問程度。
それがまさか、大問の半分がネットワークになるとは……。

ちなみに、3問のうち2問は文章系の問題で、1問が計算問題でした。
計算問題はネットワークスペシャリストで散々経験しているので楽勝でしたが、文章問題が怖い。
どうも技術士試験の文章問題は苦手で、過去問でも、しょうもない読み間違いをして落としていました。
そんな経験があるので、『これはヤバイぞ』と思っている本番で回答に選べるはずもなく。
6問中3問を選択する方式なのですが、結局ネットワークで選択できたのは、計算問題1問のみ。
ネットワークスペシャリストの肩書を返上しなければいけないかもしれませんね……。

大問3群も、後半の問題が目新しかったです。
私は選択しなかったのですが、電磁気学から2問出題されていました。
これまで、電磁気学では回路の電気抵抗に関する問題がほとんどだったのですが、今回はその回路が過去問にないような特殊な形。
恐らく、冷静に時間をとれば、回路の概要図を書いて解けるのでしょうが、パッと見は結構面喰いました。

あと、内容がよく分かっていないのですが、電磁気学と力学を足したような問題が第6問でした。
当然、過去問でも見たことがありません。
秒で除外しましたね。

大問4群は、第1問と第6問が過去に類題あり。
それでも、一部変化しているので、知識が足りないと解けないような問題でした。
幸い、第1問は勉強していた内容だったので、最低限の正答は確保。
あとは運を天に任せて勘。
結果としては、悪くなかったようです。

大問5群は、環境の問題。
もう正直ワケわからん問題ばっかりでした。
明らかに違う選択肢を捨てて、残りは勘。
ここまで勘頼みの試験も中々ないです。

そんな感じで、精神的にキツイ試験でした。
今日、正答例が公開されたので、答え合わせをしたところ、何とか合格点はありそうで安心した次第です。
あとは、マークミスなどがなければ、合格できているはず……。
普段、正答例が公開されても合格発表まで見ないので、この感覚は慣れませんね。
元いた会社の先輩に、情報処理技術者試験で、解答した問題番号を丸で囲むのを忘れて落ちた人がいるので……。
本当にあるんですね、そんなこと……。

なので、まだ安心しきれませんが、ひとまず予定通りに進めていこうかと。
合格発表は2月なので、次はそこからですね。
問題なければ二次試験に進み、まずは小論文のはずです。
情報処理技術者試験で散々経験しているとはいえ、分野や方向性も違うでしょうし、またしっかり練習しないといけません。

それでも、「技術士(情報工学)」の肩書はぜひとも欲しいです。
中卒で学士も持っていないので、なんかその道の専門家っぽくて憧れます。
いやあ、取りたい。ホント取りたいですね。

それでは、答え合わせの時に手が震えていた、山本慎一郎でした。

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